しばらくさぼっちゃいましたが、1月くらい前にいってた日本のことなどから。。
何度も書いてる気がしますが私は工場萌えです。そんな珍しい趣味を持つ人が他にいるのかというと、こんな人気サイトがあって本まででてますし、同好の士は少なくとも、私の把握する限り、会計士業界には多いですね。製造業立国ニホンの会計士はかなりの確立で、出張で工場にたびたびたちよるか、場合によっては数週間つめるような生活をするもの。その造形美に触れる機会も多ければ、やはり「萌え」になってしまう確立も高いのだと思います。
監査法人入社当初は遊びたい盛りの22歳、「月に何度も工場への出張+オジサンにかこまれる宴会の夜」に若さを消費することに抵抗を覚えていた私ですが、そもそも、社会科見学大好き、小学校の頃は遊園地より上野の科学博物館に行きたがり、妙な鉱石などねだって買ってもらっていた、「物理は苦手だけど理科は好き」少女だった私。工場萌え魂に火がつくのにはそれほど時間がかからなかった、とでも申しましょうか。。。
そんな人が意外と日本には多いらしく、最近はオトナ向けの工場見学ツアーまであるんだとか。その極めツケが、今回帰国中にサプライズで連れて行ってもらった「工場夜景ジャングルクルーズ」。横浜港から出航し、横浜・川崎の工業地帯の夜景を海から眺めるという粋な?ツアーです。
出発地点はおしゃれな赤れんが倉庫。普通のクルーズ船にお洒落した女性やパーティー風のお洒落した集団が集まるのに、こちらの船着場に並ぶのは、一眼レフを首から提げていたり、言葉の端々から「工場が」「煙突が」とか、なんだか普通と違った雰囲気(汗 でも、その中にちらちら一般のカップルが搭乗しているのですがこの風変わりなツアー、調べると「新鮮なデートコース」として紹介されているからなのでしょう。しかし、おしゃれなクルーズのつもりで連れてきちゃった男子だったら冷や汗でしょうね。笑
それにしても大人気で満員御礼状態らしく、満席で船は出発。。恐るべし、工場萌え。
梅雨空をかなり心配していたのですがお天気は最後までもち、むしろ海上にでると肌寒いくらいの風、納涼気分を味わいながら船は進みました。
今日が初めてだというガイドさんのこっちがどきどきしちゃうくらい頼りないアナウンスも(つぼにはまって笑い転げてちょっと失礼だったかも)、びっくりするくらいイケメンだった船長さん(失礼なくらい見てしまった。。。)もエンターテイメントとして一流。
鶴見つばさ橋
東燃化学では写真はどんなにとってもぼやけてしまったのですが、ここの炉で燃える火を恋人と一緒に見ると恋が成就するとかなんとか(ガイドさんが言ってた気がします。。。)
東燃石油製油所
乗船者たちは獲物を求めて?船の上をカメラを構えて走り回る。いい大人が真剣に工場に夢中、笑(→自分もその一人)
最後が圧巻。昭和電工。
この壮麗な工場群をみていると、「本来の日本の競争力の源泉はここにあったのだな」としみじみ思います。「パラダイス鎖国」のエントリーでは、日本のプレゼンスの低下を嘆いた自分ですが、しかし自らは海外に職を求め、手を汚していない立場で勝手なことをいうのもなんだよあな。と少し反省。でもね、海外にいると、逆に日本が見えてきてしまうのです。いいところも悪いところも。。。
下船後は普通に赤レンガ倉庫のおしゃれなカフェに落ち着いて、一般人に紛れることに成功。そこまでくると普通の休日の横浜の光景です。それにしても一般人(工場勤務でも会計士でもない)なのにこのツアーを探してきて、私以上の熱意で写真を取り捲ったうちの相方には脱帽。
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