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2009/05/05

コメント

iloveapple

くふふ、なんだかとっても話題になっていますね!その中でlat37nさんの落ち着いた見解はその他の「感情論」とは一線を画していますね♪

そもそも私は愛国心があまりないのか、「日本がだめになる」(=日本のプレゼンスが下がる、という意味かしら?)ことにたいする憂いがあまりないというか。

日本のプレゼンスが下がりまくりなのは働いていて感じるものの、私が日本を大好きな理由=ご飯がおいしい、どの国よりも心の通う友達が一杯いる、家族がいる、自分のルーツがある、文化やクリエイティブな面で優れているなどの要素が全て(食べ物除く)物質的なものにつながっていないが故、自分の中で日本という国の位置づけは変わらない気がしてます。おいしいレストランがもし仮に東京からなくなったら自分で作るなりすればいいし。

なので、日本がだめになろうとなかろうと、自分は自分の道を行く!で好きなことを追求した結果(&結婚その他もろもろの要因がありますが)海外に残ってしまったのだと、自分では納得しています。

ちなみに「留学」ですが、留学経験のある私としては、MBA以上にアメリカにおいて重要なのは「アメリカでの職務経験」だと実感しております。その証拠に卒業時の就職活動よりもその後の転職活動の方が格段に簡単だったし。いくら○○大のMBAでも、帰国子女でも、職務経験がないとお話にもなりませんでした。

lat37n

>iloveapple-san
そうそう、あまりわたしもこの話題に対して悲壮感がないのは、日本は好きだけどそこでしか暮らせない!とは思わないからなんだろうなー。逆に、アメリカに対してもアタッチメントはあまりないので。サンフランシスコは大好きなのだけど。

大学院後の就職については、西海岸だからこそまわりにiloveapple-sanふくめ結構多くの人が現地に残ってるけど、東海岸だとそうでもないみたいですよね。ビザの問題をだいぶ簡単にする、という意味でもエントリーとしては悪くないんだろうけど。

tsuyoshi

おもしろいネタですね。乗っかってみます。

ご存知の通り、僕には「留学」というピースはあれど、「海外でお仕事」というピースはありません。それでもlat37nさんと共有できる部分はけっこうあって、たとえば「別に外国のどこに行ったって生きてけないわけではないな」という感覚はアメリカでの生活がくれたものです。

自分の生い立ちからして、加工立国にして貿易立国という日本の比較優位が失われていく現況は、対岸の火事ではありません。だからこそ前述の「どこでもやってける」感を得たことは、割りと貴重なことだと思いますし、有体物に依拠しない個人がいるってのは我が家からするといいリスクヘッジなんですよね。

米国のmaster degreeは能力証明にはならないまでも、他の要素と複合することで一応のdoor openerとしては機能することにはなるとは思います。留学時代の友人ともよく話すんですが、別に日本でないといけない理由は何にもないんですよね。日本に戻ったのは、ロジックや個人の感情だけで割り切れない要素、例えば家族への思いとか、そんなところもあったりするわけです。

いかん論旨がずれた。えーとそうですね、確かに日本の相対的な力が低下してると仮定して、そんな日本でやってくのに、マーケットがしぼんでもニッチなところで売れる商材を自分の中に揃えておくことはだいじですね。で、日本でその辺の足場固めをしっかりやりつつ、それでいていつでも海外に行ってしまえるようにしておきたいですね。前段の準備は今やってるとこですが、後半はもう一ひねり何かを加えておく必要がありそうです。

まあ、自分が納得するものならともかく、それ以外のしょうもない要素に制約されないようにはしておきたいですね。目指す自由のために。今いっしょにやらせてもらってることも、その一環だと理解してます。これからもどんどん意見交換させてください。

lat37n

>tsuyoshi-san
相対的に見て日本は居心地がいい(もちろん家族のこととか含む)けど、個人として世界で生きていく能力はほしいし、それが留学で養われるものならぜひ海外で学ぶべきだと思います。もちろん、そういう生き方をすべての人に押し付ける気はないのだけど、この時代のひとつの生き方だと思うので。

当面、まずは国内で原野のサバイバル仲間として一緒にがんばりましょうねー。

Denden

日本はもう駄目だから海外で働こうってことは数年とかじゃなくてずーっと海外で働きましょう、海外で住みましょうということでしょ。本質的に日本はもう駄目だから、海外で働こうというのは日本人辞めて移民しようと言っているのと同じだということを皆忘れているんでは?

日本人でいたいなら海外脱出は根本的にできないので(ちょこちょこ出るのはともかくとして)、頑張って日本を皆良くしましょう。

逆に海外に行って、国籍は日本のままだと長く住めば住むほど違和感を覚えますよ。税金も納めてるし、長く住んでてもアメリカ国籍じゃなければ、アメリカ人にはならないし、選挙権もないし、アメリカの政治家がどんな外人排斥政策をとろうが一言も発言権は無いし、ましてや日本に対して戦争でもしかけた日にはどうするんですか。。と。

lat37n

>Denden-san

あら、おひさしぶりのコメント。お元気ですかー?

ちなみに、私は海外で(数年)働いてみてもいいんじゃない?派だけど、それはその先に関して選択肢を持つというミクロなはなしね。あと、はっきり書くのは本文では避けたけど、日本が駄目だからって理由で海外に行って成功できる日本人がそれほどいると思ってないの。ただ、海外にしか生きる場所がない!と覚悟を決めた人のことは応援してます。いろんな人がいるので、日本はどうしても合わない、海外のほうが心地いいしその人自身がいきる、と思ってる人が日本をでることまで止められないし、実際日本以外の国にはそれぞれの良さもありますからねー。あと、日本にいて怖いものを見ないで目を閉じて暮らしていくのは危険だとも思ってます。(千賀さんも、そういう気付きを投げるための爆弾だったんだと私は思ってるけど。)

>国籍は日本のままだと長く住めば住むほど違和感を覚えますよ。

そね、それは私も5年住んだから重々感じてました。海外に完全移住組、特に女性は配偶者が外国人で、その部分で日本以外のほうが住みやすいっていう事情もあったりする(元ネタの渡辺千賀さんしかり)なので、そこの部分で、わたしみたいにずーっと日本人でいることを選んだ人とは違うしね。あと、年取った後のこととか考えると、特にアメリカみたいな国にずーっといるのはしんどかろう、という肌感覚もあります

>「頑張って日本を皆良くしましょう。」

なるほど、Denden氏も高飛びをするつもりはないようで(笑)。わたしも同意ですので、われわれはできることからやりましょうー。

Denden

数年働いてみるのはいい人生経験になるよね。また、海外に必ずしも住む必要は無いだろうけど、日本だけでなく世界を股にかけて活躍するというのは誰しも思い描く夢だよね。世界を股にかける=海外に移民というのは議論の飛躍があると思うけどね。

あと、確かに海外で無いと活躍できない職業も結構あるので(アート・ファッション系の仕事とかは日本にアート業界の厚みが無いので特にそうですね)、海外に住むのもやむを得ないという人もたくさんみたよ。

lat37n

>Denden-san

>日本だけでなく世界を股にかけて活躍する

憧れますよね。私も憧れましたよ。。。時は過ぎていちおう「それっぽいこと」もやるようになっても、なかなかヨーロッパ方面が縁がなくて、東は中国、西は北米までなんだけど。でも、始まってしまうと「時差ぼけの中、いかに体調と仕事の質を保ちつつなんとかサバイブする」っていうかんじで、なんかおもってたほどカッコよくない。。。

>海外に住むのもやむを得ないという人もたくさんみたよ。

そうね、アート・音楽系は、それに価値を見出す層が厚い所にいないとだからね。その世界でもうんとずば抜けていればどこにすんでも、ということは言えるのだろうけれど。。。(例:クラシック界では最果ての地:米国西海岸にすんで世界を巡業する五嶋みどり

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