先日ご飯を食べに行ったお店で、最近までカリフォルニアにいたんです。。。といったら、お店の方が持ってきてくれたのがMerry EdwardsのSauvinion BlanとTantaraのPinot Noir.
どちらもカリフォルニアではそこそこ知られているワインですが、東京で出てくるとは思わなかったのでうれしいおどろき。 おいしくいただいて、店員さんとちょっぴりワイントークなどして、ワイナリーもずいぶんいったなあ、なんて思いだす。
・・・帰国前、何が忙しかったって、白状するとかなり「ワイン買いだし」で忙しくしていた。。。というと関係者に怒られるかもしれませんが(苦笑)付き合ってくれたLA在住の会計士夫婦とともに、第一弾:Santa Barbala, 第二弾:Sonoma 第三弾:Anderson Valley/Russian river と、週末になるとカリフォルニアを北に南にいったりきたりしていました。ちょっとそんなワイン紀行(珍道中)を振り返ってみましょう。
その当時、LAとの行き来がおおくて、朝6時SFOを出る便に週2回のったり、日に日に寿命が削れていくのを感じてました(笑)が、その日は月曜からのLA出張に一日早く入って遊びに行くことに。LAXで空港で友人夫婦にピックアップされ、一路、101を北に、Santa Barbalaに向かう。霧が多い日で、Santa Barbalaならあったかいでしょう、という私のもくろみは大いにはずれ、薄着できたことを後悔しながら各ワイナリーをめぐることに。。。
Santa Barbalaといえば、映画Sidewaysで、中年男が2人ワイナリーをまわりながら、ぐずぐずと前の奥さんへの未練を語ったり、昔の女友達と再会してときめくんだけど気の利いたことがなかなかできずうじうじしたり、いい年してマリッジブルー?でつかの間のアバンチュールしたり(お約束通りばれてぼこぼこにされる)という、ほんっと「・・・な、なんてさえない!」というコメディなんですが、この界隈をピノ・ノワールの名産地として知らしめた映画です。主人公たちが飲んでいるワインもいいものばっかり。 ただ、私的には、映画のせいでちょっとピノが割高になっちゃったのか、Sylarの方がおいしくてリーズナブルにかんじるものが多く、結局Syrahの方をたくさん買ってきました。
Lincourt
Foleyの持っているワイナリー(結構、ワイン業界も統合がすすんでいるんですよねえ)で、畑の中の小さな小屋、というたたずまいのテイスティングルーム。朝一番のお客だったので、おじさんもトークに熱心。 ここで飲んだPinot Noirはおいしかった。。。んですが、自分の中でベンチマーキングがまだできていなかったので、その場では購入に至らず。(結局そのあと戻ってきて買うんですが)
Roblar
新しく巨大なテイスティングルームに、ちょっといやな予感。大体において、テイスティングルームが大きい=団体客をあてこんだ商業嗜好のつよいワイナリー、という図式はあたるんですよ(Sidewaysのなかでもそんなシーンがありますが)。
出されたワインを飲んで、やや驚愕。
・・・Sudden finish というか、後味がない! ここのワイン、何を飲んでも、後味がすっきりしているというよりは「ない」という、実に不思議な味わい。ちょっとお酒が入っていたこともあってそのあじわいに友人と私は笑い転げてしまい、あとで、ワイナリーの人にちょっと悪かったなあ、と反省。。。
Longoria
Los Olivosの町にテイスティングルームがあるので、そこによってついでに街中でランチを調達しよう、という話に。 知識豊富なお兄さんがサーブしてくれたここのSyrahとデザートワインはとてもおいしくご購入。特にデザートワイン、チョコレートと合わせて濃厚にいただくのがよさそう。 あけるのが楽しみな一本に。
Rusack
眺めのいいライナリー。 こちらにはランチを食べるテーブルを借りるためにたちより、グラスでテイスティングワインをシェア。やっぱりピクニックランチは夏のものだなー(寒かった。。。) でも、そこまで期待していなかったんですが、価格とバランスのいいお手ごろ価格のワインが多く、ワイナリーの人も感じよく高ポイント。なんだかピクニックテーブルを借りた義理もあるし(笑)お手頃価格のSyrahを一本。
Stolpman
もう二度と来ることはないかも、とおもっていたオランダ村・Solvangの町に再上陸。友人が会員になっているのテイスティングフィー無料なうえに、テイスティングの人もかなりフレンドリーで、この辺でかなり私は出来上がってしまい、次の移動中かなり記憶がない状態(ごめん、運転してくれた某氏)。 ここもSyrahがかなりおいしく、今日はかなりSyrahづいているなあ、と感心しつつ購入(ふだん、そんなに好んで飲まない種類の葡萄なんですけどねー)。ちなみにこちらはオリーブオイルもおいしいのだそうで友人たちは大量購入。
Foley
言わずと知れた有名ワイナリー、サンタバーバラ・ピノの有名ワイナリー。・・・うん、普通においしい。けど、サンタバーバラのピノはリーズナブルでおいしい、という時代はおわったんだなあ、と思ってしまいました(つまり、結構高かった)。 ここのソファでしばらくゆったりくつろいで、ひととき休憩。ともかく、結構さむくて外にはいられないんですが、ワイナリーって椅子があるのはかならず外なので、今回はひざ掛け毛布でももってくればよかったね。。。というかんじ。
Melville
はじめてサンタバーバラ・ピノをのんで「おいしい!」と思ったのがMelville.その思いがあったので、やっぱり立ち寄っておくか、と。 ですが、ここで7軒目。味覚がまともなわけがない!といいつつもなんとなーく試飲しちゃう私たち。 しかし、自分の好みも変われば、ワイナリーのワインメイキングもだんだんかわってくる、というのもあって、「昔好きだった人に再会したら今はいまいちいけてなかった」的な感じは結構あるんですね(苦笑)。ここがまさにそうで今回それほどの感激とかなく。残念。 でも、可愛いワイナリーだし、サンタバーバラのピノを有名にした立役者の一軒ではあり、立ち寄った価値はありました。
Hitching Post
Sidewaysで主人公たちがワインを飲む有名なシーンがあるワインショップ兼レストラン。 ここでは見学と写真だけ。
ワイナリーって、一日に回る適正軒数っていうのがあって、この日の7軒っていうのは完全に超えてますので、まともな判断はできていません、後半。笑 (もちろん、スピットポットを使えばいい、というのはあるんだけど、つい、飲んでしまうからなー)
最後、Santa Barbalaのお寿司屋さん(さすがに名前忘れた。なんだっけ?)で、名物のうにをおなかいっぱいになるまでたべる。 サンフランシスコやLAで同じクオリティーのものを食べるよりはだいぶリーズナブルだし、そもそもカリフォルニアで食べているウニはサンタバーバラ産なので、ほんとにフレッシュなのです。とか、書いてたらうに食べたくなってきた!!!
ちなみに、Santa Barbalaはテイスティングフィーが大体、グラス4杯で12ドル、とかで、グラスをつけてくれるんですね。 この辺も、ナパ界隈よりずいぶんリーズナブル。思い出にと、気合いでサンフランシスコに持って帰り、東京にも連れて帰ってきました。
さて、、、この4日後。友人にもらったFeDEX用のパッケージに買い込んだワインをつめ、飛行機の手荷物に預けようとしてユナイテッドとひと悶着。 FeDex用のパッケージって、そもそも航空便でも送れるようになっているものなんですが、6本入っているうちの2本分、一番外側の段ボールをあけると、隙間からすこし瓶が見えているので「これでは規約上、荷物として飛行機にはつめない」とか言われたわけですよ。 が、それは、たまたま「箱を組む向きの問題」であって、逆さから段ボールをあければ、他の4本も同じ詰め方をされていたんですね。
その事実に気づかせず、なんとか指摘された2本を救おうと試みるも。
「空港の近くに郵便局があるから言ってきたら?」>>>ていうかレンタカー返しちゃったあとでそんなこと。。。。
「友達か家族にとりにきてもらえばいいでしょ」>>>ともだちは仕事に行ってます!
最後には「私ユナイテッドのロイヤルカスタマーにそんなひどいこと言わないでよ(その2週間で、Unitedに10回くらい乗っていました。。。)とごねたおし、なぜか飛行機の席だけファーストクラスにあげてもらうという落ちは付いたんですが(苦笑)、Stolpmanを2本手放す羽目に。そんなに高いワインだったわけではないのですが、「負けた」という事実にサンフランシスコにつくまでむかむかしていた私。
おそらく正解の行動は「おとなしく引き下がってこそっとスーツケースにそのワインを詰めなおし、何食わぬ顔でほかのカウンターであずける」だったんですが、カウンターでヒートアップしてそこに頭がまわらなかった事実も腹立たしく。
LAXからワインを抱いて飛び立つ皆様はお気を付けください、ということで。 ちなみにSFOは、国際線ターミナルに、ワイン用の梱包をしてくれるお店がありますので心配無用。
・・・ああ、またワインが飲みたくなってきたーー!!!
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