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2008/04/18

コメント

tsuyoshi

>「市場原理主義者から見れば時価会計の後退は許せない。しかし、会計士ショックによる金融メルトダウンは防がねばならない。いまは理想論を振りかざせるような生やさしい局面ではない。」って結ばれてまして

これって日経の主張なんでしょうか?
不景気の最中、時価会計導入に及び腰な意見に対して、真っ向から論陣を張っていたのが確か日経だったと思うんですが。。。変わるもんですね。

アメリカのpracticalさについては賛成です。そういう合理的な姿勢が貫けるってのは、やっぱり強さだなあと思います。ええ、自分がそうでないだけに。。。

lat37n

>Tsuyoshi-san
そう、日経の夕刊の「十字路」の記載です、ので日経のご意見なのでは?
日本のメディアに一貫性はあんまり期待してないけど、日本を代表する経済系メディアが、コントロール不能なまでにリスクエクスポージャーをつみあげた金融機関の責任に言及せず「会計士ショック」とのたまうという点でがっかり。まったく、監査が甘ければおとりつぶし、辛ければ「会計士が会社をつぶす」では、会計士もやってられないですよね。やっぱ、期待ギャップ顕在なりか。

原則があるべき(で基本的には徹底して原則を追及する)、でも、コストベネフィットに応じて非常時には柔軟に対応する、というのは日本にはできないアメリカの力技ですね。私もいまだに全然なれません。。。

JY

欧米にとってはルールは守るべき契約だけど,契約なので,必要に応じて作り替えるべきだ,という考えがある一方で,日本は「ルールはお上から降ってくるもの」という考えがあるから,ルールに現実を合わせようとする傾向が強い,っていうようなコメントをよく目にしたことがあります.ちょうどスキーのジャンプや複合の競技で,日本勢がメダルを独占してた時,その後に日本の強みを消すようなルール変更が大がかりに行われたときに,こうした議論をよく目にしましたね(その後,無敵を誇っていた萩原選手とかがさっぱり勝てなくなったので,なんて効果的なルール変更なんだ,って感心しましたが・・).政治経済の枠組みにせよ,スポーツの分野にせよ,日本が率先して国際的なルールを先導して整備していく,ってくのはあんまり目にしたことはないですね(柔道ですら,日本の発言権は低く,欧米主導でルールが整備されていく).このあたりの国民性や思想の違いを突き詰めていくと,おもしろいかもしれませんね.

kei

こんにちは。毎回読んでときどきコメントする読者です。

欧米の契約思想ってユダヤ教の「(神を与えた)律法と契約条項を守れば恩恵を与える、破れば不幸を与える」に端を発してると学んだ記憶があります。
なので臨機応変にコロコロ契約を変えても、それが神の意思(と見なせる)ならアリ、なのかなと思ってます。片やわが国は、人と人のお約束なので「契約変更を考えることすら不謹慎」みたいな感じかと。

いずれにしても会計士をスケープゴートにして溜飲を下げるメディア(国民?)はなんだかなぁと思いますし、やっぱり(劇場型政治と同様)劇場型会計が好まれるんでしょうかねぇ。

lat37n

>JYさん
なるほど、欧米ではルールは契約か、だったらamendment#1 とかってどんどんリバイスしていってもお互い納得しているならありなんですかね。

日本のルールが硬直的なのは、作った人の面子、ってやつにこだわりすぎてるんじゃないのかな、と思ってました。欧米はきっと、ルールを変えることになっても元の作成者の能力が問われることはなくて「状況が変わったから仕方ないよね」って話になって、日本は「最初に作った人が責められる、だから変えない」みたいなところもあるような気もします。

lat37n

>keiさん
この市場の惨状は神も許したもうぞ、ってことですか?だとしたらずいぶん金融機関に都合のいい神様ですね。。。
まあ、一方で、時価評価で負債の評価替えして結果利益が出ちゃうケースはいいのか?なんて話もあります。世論を左右しかねないメディアには幅広い情報を汲んだ上でコメントして欲しいんですよね。そうかまた会計士が悪いのか、って、この前まで監査を厳格化せよ、クライアントと癒着するなって言ってたのは誰、って思います。

はまっ子

はじめまして。
初めてコメントですが、
「時価=市場での価値」っていうのは疑問です。

そもそも、流動性の枯渇について、マネーの流動性と、今問題になっている証券化商品の市場流動性を混合して考えてませんか?

時価評価を見直さなければいけないのは、マネーとしての流動性が枯渇しているからではなくて、もともと流動性が薄い商品の価格のボラティリティをそのまま時価評価することに問題があってのことではないでしょうか。

確かにJGBのマーケットはある程度効率的かもしれませんが、問題になっている証券化商品のマーケットは効率的だと言えるでしょうか。
否、言えません。

市場で流通している価格(証券会社や投資家が決める価格)が常に正しいのであれば、今回のようなサブプライム危機は起きなかったんじゃないでしょうか?

つまり、レベル2と3に分類するにあたって、市場の流動性とかポジションを保有し続けることができる自己資本の厚みなど客観的な判断基準が必要で、流動性のない商品については、時価評価の基準を緩めるというのが適切だと思うのですが、いかがでしょうか。

すくなくとも、会計士協会の偉い人が厳格にと通達をして保身に走りたい気持ちも分かりますが、適切か適切でないかの議論がされる前にああいう通達をしてしまうあたり、センス(常識)を疑いました。

lat37n

>はまっ子さん
レベル2か3か(インプットがObservableかそうでないか)というところについての判断を会社に委ねる、という意味での時価評価の幅の拡大は、私も賛成していますよ。でも、レベル3で評価したとしてもFair Value評価の枠内です。

その、流動性の判断を会社が公正にするスキームをあるなら、流動性が低い=簿価ではなく、レベル3に区分して合理的なモデルを使う、という範囲のことは、今回のSEC Letterの枠内の話でして、私もそれは合理的なのかな、と思っています。浜っ子さんのご意見もそのあたりにあるのかと思いますがいかがでしょうか。

もちろん、自分の「時価=市場での価値」というの議論は基本的にレベル1資産にしかあたらない、というのは理解しています。でも、今日本でつつかれている「時価評価はやめにしないと」という議論は、そもそもそういうものまで簿価で評価しろ、といっているように見えます。(まあ、バブル崩壊後の減損評価を見送る時の議論と一緒ですね)それは、根拠がないんですよ、ってことです。

それにしても日本語にするとFair Value=時価(Market Value)となってしまうのが、ちょっと書きにくいですね。公正価値と書けばいいのか。

時価会計

時価会計が一気に吹き飛んでしまいましたね、、。

今、どう思いますか?
考えに変化はありますか?
もしよろしければ、どう思われるか聞かせていただけたら嬉しいです。
差し支えなければ、どうぞよろしくお願いします。

lat37n

10月1日のエントリーもごらんいただけばわかると思いますが、私の考え方はこのときと変わっていません。公表されている指針等をお読みになればわかると思いますが、「時価会計」の基本は何も変わっていないですよ。今いろいろリリースが出ていますが、あれらは公正価値の評価方法の考え方を整理し企業側に判断の余地を大きくしたものであって、暴落した上場株を取得価格で評価できるようになるわけでもないですし、クレディット関連の金融商品も、コンスタントな時価があれば時価です。

恐慌対策としてはそれだから効果がないんじゃ、っていうのは別の議論ですが、ルールを弄って下駄をはかすことは片手落ちっていうのが私の見解です。

時価会計

ありがとうございます。
10月1日のエントリーは読んでませんでした。汗
いつもながら、ためになります。

クレジット関連の証券化商品の時価評価は難しいですよね。
今やコンスタントな時価なんて存在してませんし、もし存在するなら一体誰が評価できるのか?
そんなものできる人がいたら、FRBに協力してあげるべきですね。w

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