ちょっとだけ季節外れですが、これはカナダはWhistlerの写真。今年のスキーシーズンもおしまいですね。結局今年もスキーは1回しか行かなかった。。。。
本日、事務所のTravel Plannerから、5月5日付けでアメリカのほとんどのエアラインが、2つ目の荷物チェックインに25ドルを加算するというニュースが流れていました。エコノミーの割引運賃に適用されるようですが。
いやー、厳しいですからね、航空会社。ただでさえも、荷物、すぐにどこかにいってしまうので、できる限り機内持ち込みだけにしていますが、液体物の制限は厳しいままなので化粧品をもちあるく女性には厳しいし、そもそもある程度の長さの旅行などになると、持込は無理。まあ、アメリカの国内移動で荷物を2つ以上持ち込むことはそんなにないですが。
・・・って、お金をとられた上に荷物なくされたりしたらパッセンジャーはどう怒りの始末をつけるんだろう、とちょっと思いまして、先日の「荷物なしスキー旅行3日間 - Distressed Traveller Lat37N 」を振り返ってみます。
先日、カナダはウィスラーまでスキーにいっておりました。ビジーシーズン前、3ヶ月前から企画していたまさに「お仕事がんばったわたしへのご褒美」旅行。わくわくしながら荷造りをし、1日お休みをとってカナダへとフライト。
スキー用具一式があるので、荷物は預けざるを得ません。 SFO空港、夕方の国内線は非常に混み合います(ここ注意、カナダは国内線扱い)。Unitedのカウンターは長蛇の列だったのですが、Air Canadaはすっとチェックインできて、あら、ラッキー。しかし、フライト時刻をみると。。。2時間の遅れ。 ・・・バンクーバーからウィスラーまで、空港からの最終バスなんだけど、これじゃ間に合わない。。。?
まあ、仕方ないです。腹くくって、ビールを飲んで軽くバケーション旅行気分を味わい、ついたときの状況に任せようと機上の人へ。
そしてバンクーバー着。入国審査の大行列。案の定、終バスは出ている時間でしたが、遅延を予測して、先にカナダ入りしていた連れが予約してくれたタクシーを拾いに急ごうと、荷物が出てくるのをターンテーブルでせかせかと待つも。 ・・・ん?まわり終わっちゃってる?のに、荷物が無い??
あわててAir Canadaのカウンターに行ってチケットを出して荷物がみつからん、と文句を。カウンターのお兄さん、端末をかたかた操作しつつ
「君は、ここで乗り継いでTorontoにいくの?」
「はっ?ちがうわよ、ここが最終目的地よ」
「えーと、君の名前は、Ms.XXXXXX?」
「ちがうちがう、OOOOOOだけど」
「あー、やーな予感がするなあ。。。うん、君の荷物は、別の人のタグが付けられて、トロントに運ばれてしまったようだ」
・・・そして、この荷物、結局、トロント>バンクーバー>ウィスラーの宿(私たちがチェックアウトした後に)>バンクーバー>サンフランシスコと、5日間カナダをいったりきたりしながら家まで戻ってきました。今回は大人数での旅行だったので、スキー用の靴下やら帽子やら使い捨てコンタクトやらを恵んでくれた親切な友人たちのおかげでそれほどひどい気分も味わわず、スキーも楽しんだのですが(なんだかおまけみたいですが、Whistlerは素晴らしいスキー場です)、家に帰って一度も使わない荷物をUnpackしていたら怒りがこみ上げてきました。
この荷物のハンドリングしている間、エアカナダは一度も電話をよこさないし、私が「もうチェックアウトするから」と連絡しているのに宿まで送ってくるし、オペレーション悪すぎ。結局、こういうところに、カスタマーサポートだなんだの「余裕の無さ」がでるのねえ、と、ため息が出てしまいます。ちなみに、コールセンターはインドだろうと想定(インド訛り以外の英語を聞かなかった)。こっちもネイティブではないので文句言う筋合い無いかもしれませんが、人によっては本当になまりがきつくて何言ってるのか全然わかんないし、全然Supportiveな感じじゃなかったりして、余計に怒りを増幅させましたね。
教訓:1.エアチケットにはりつけられた自分の荷物タグはしつこいくらい見なおしましょう。。。これからは絶対やります(よくみたら、ちいさく Torontoって書いてあった。。。)
2.どんなに持ち込み荷物が重くなっても、小分けした化粧品・一泊分の衣料は持ち込むべしですね。これからはぜったいそうしよう。
3.その話を同僚にしたら、アメリカの空港付近のホテルには、Distressed Travellers Rateなる設定があることが多いそうです。なので、遅延で乗り継ぎを逃した、とか言うときはその場でエアラインのカウンターにねじ込みましょう、Rateの適用されるホテルを紹介してくれるからと。 Distressed Traveller…夜中1時とかに「荷物無いんだけど!」とか言っている自分はそうとうDistressedでした。。。
後処理:ウエアを借りた、下着をかった、などのInterim Expenseは一日100ドルまでカバーされるので当然請求したんですが、そろそろ1月たつのに梨のつぶて。で、電話をしたらですねえ、「君のClaimはまだ受けとっていない」 。。。そんなこともあろうと、FaxとCertified Mail(受領書付)で送ってあるわけで、「4月2日に受け取っていうReceiptがあるわよっ」と猛反撃する私。電話はマネジャーにまわされ、「明日中に連絡するから」といって、その明日はすぎてしまった。。。またこっちから電話するの、すごーく気が重い。でも、しないと、お金返ってこないんだろうなあ。
余談:アメリカのお金持ちはやたらとプライベートジェットを持ってまして、サンフランシスコ界隈だと、「会議でラスベガスに行くときはいつも自家用機」「客が来たのでNapaまで飛行機で食事に行った」とかしょっちゅう聞きます。自分のクライアントでも、CEOがもともと東海岸に住んでる人なので会社がプライベートジェット通勤をみとめる。。。とかいうBoard Minutesをみるとか、まあ、普通。国土がひろいからとか、あとなんだかんだあると思いますが。全然エコフレンドリーじゃないし、悪趣味だなあ、と思ってたんだけど、本当にお金持ちになったら、「遅延もしない、荷物もなくならない、マイジェット」って十分に購入する価値がこの国ではあるんでは、と思いました。そうじゃないと、日本で育った自分が「普通」とおもうレベルのサービス、受けられないから、というだけの理由ですが。笑
遅延もしない(することもあるけど、天候不順が主な理由で、あそこまでしょっちゅうじゃないし)、荷物もなくならない、そのレベルのサービスを商業エアラインで堪能できる日本。やっぱりすごいですよ。本当に。
あぁ,まだ続いていたのですね・・.>後処理
自分の場合,この手の後工程はだいたい日本の保険会社が窓口だったんで,当地でのトラブルのはまり度とはうってかわって,たいがいスムーズに事が進んだので,逆に癒されました.笑
見事compensationをゲットすれば,それまでの苦労も報われると思うので,もう一息,がんばってください.
投稿情報: JY | 2008/04/30 21:20
>JY-san
その節はお世話になりました。ううう、旅といえばトラブルのJYさんに心配されるとは。。。
投稿情報: lat37n | 2008/04/30 21:24
聞くも涙、語るも涙の話ですが、アメリカ(そして海外)では日常茶飯事なんでしょうね。偉大なり、日本のサービス。頻繁にこんな事態に巻き込まれる外国人はそのたびに Lat37n さんのようにちゃんとカスタマーサービスにクレームを入れるのでしょうか。それとも諦め・・・?
Distressed という単語、初めて知りました。勉強になります。(こんな教訓で覚えるとは。)あと、タグのチェックですね。
投稿情報: shina_pooh | 2008/04/30 22:40
>Shina-san
毎週末LAに行く同僚がいますが、遅延率75%っていってまして、4回くらい飛ぶと1回分タダになるくらいのバウチャーをゲットするって言ってました。苦笑。みんな結構がんばって請求しているみたい。。。
投稿情報: lat37n | 2008/04/30 23:34